日々感じたことを書き綴ってます


by accomarie
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はじめてのうたごえ喫茶

うたごえ喫茶に初めて行ってみた。
うたごえ喫茶とは、1960年代の学生運動華やかなりし頃に全盛を極めた飲食店の一形態で、リーダーの音頭のもと、ロシア民謡、唱歌、童謡、労働歌、反戦歌、歌謡曲などをアコーディオンやピアノの伴奏に合わせて店内の客全員で歌う店である。
1950年ごろ、新宿の料理店が店内でロシア民謡を流していたところ、自然発生的に客が一緒に歌い出して盛り上がり、それが歌声喫茶の走りになったらしい。

大衆の中から自然発生的にわきあがる歌声、ロシアのかおり、学生運動に労働運動、どれも私の好きなものであり、何やら憧れめいたものがあったことは否めない。

期待に胸をふくらませ勝手に妄想をたくましくして初めて足を踏み入れたうたごえ喫茶。
しかしそこは私の想像とは全く違うところだった。
ゴーリキーの「どん底」のような地下にある薄暗いロシア居酒屋ではなく、どちらかというと、明るい電灯のもと見通しの良い健康的な沖縄食堂のようだった。政治を憂うパワーというよりは、非常に牧歌的健全かつ懐古主義的な郷愁ばかりを感じる場所だった。

入店したからには、歌本(どうして歌詞だけなんだろう?譜面が載っていれば知らない曲でも歌えるのに。世代の違う人間に不親切だ。)を借りて何曲か一緒に楽しく歌いはしたけれど、個人的には幻想が破れた夜だった。60年代もあんなに牧歌的だったのだろうか?
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by accomarie | 2008-07-20 23:48 | 雑記 Mon cahier